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野球中継で「この回は三者凡退」。えっ、今のピッチャー、3球以上投げていたよね?
そこ、数えている物が違うんです。三者凡退(さんしゃぼんたい)の「三者」は打者3人。投げた球が3球という意味ではありません。 誰も塁に出ず、3人でその回の攻撃が終わることです。
塁に出ることを「出塁(しゅつるい)」といいます。まずは、球数をいったん脇へ置いて、打者を一人ずつ見てみよう。
合計12球でも三者凡退。こんな回を想像してみて
以下は説明用に作った例で、実際の試合記録ではありません。回の最初から、誰も出塁せず、3人が続けてアウトになったとします。
| 打者の順番 | その打者への球数 | 結果 |
|---|---|---|
| 1人目 | 4球 | アウト |
| 2人目 | 5球 | アウト |
| 3人目 | 3球 | アウト |
投げた球は4+5+3=12球。でも、打者は3人で、誰も出塁していません。だから、この回は三者凡退です。
ああ、「三」が付くからって、球を三つ数える話じゃなかったんだね!
小学館『デジタル大辞泉』の三者凡退の項目も、誰も塁に出られず、打者3人で攻撃が終わることとして説明しています。球数が多かったか少なかったかは、別に見たい情報です。
「3人で終わった」だけで決めず、出塁した人がいたかも見よう
大事なのは、人数に加えて誰も出塁していないこと。途中でヒットを打って塁に出た人がいれば、その後に攻撃が打者3人で終わっても、ここで説明した三者凡退には当てはまりません。
中継を見ながらメモするなら、「投球は何球」「打者は何人」「出塁した人はいたか」を分けると追いやすいよ。数字を一つにまとめないだけで、聞こえてきた言葉とプレーを照らし合わせられます。
さらにアウトや試合の進行を規則から調べたい人には、『公認野球規則2026』という行き先もあります。出版社の案内では、日本プロフェッショナル野球組織と全日本野球協会が編集する、毎年刊行の規則書として紹介されています。今回の用語を一つ覚えるためだけなら、まずは上の表で十分です。
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次に三者凡退と聞こえたら、球を数え直さなくて大丈夫。「3人とも塁に出られず、この回が終わったんだね」と、打席の流れへ目を戻してみよう!