四球があってもノーヒットノーラン?完全試合との違いを実際の記録で見よう

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野球中継で四球が出たあとも、「ノーヒットノーランが続いています」と聞く。あれ、一人塁に出たけど、まだ続くの?

続きます。四球はヒットではないので、四球が出ただけでノーヒットノーランの可能性がなくなるわけではありません。 ただし、そこから相手に点が入れば別。無安打だけでなく、無得点も条件です。

「ヒットを許していない」と「一人も塁に出していない」。この二つを、実際の記録で分けてみましょう。

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2018年の山口俊投手は、四球のあとに達成した

四球は、ボールが四つになって打者に一塁が与えられること。フォアボールとも呼ばれます。

日本野球機構、略してNPBの2018年7月31日のコラムでは、同月27日の巨人・山口俊投手の登板を紹介しています。

6回終了まで走者を一人も許さなかったものの、7回の先頭打者に四球。完全試合の可能性はそこで途切れました。それでも無安打・無失点を続け、ノーヒットノーランを達成しています。

おお、同じ試合の中で、一方は途切れて、もう一方は続いていたんですね!

この記事の数字は、その2018年の試合についてのものです。今日の通算達成人数を紹介しているわけではありません。

完全試合は、ヒット以外の出塁も許さない

完全試合は、9回以上を投げて勝ち、一人の走者も出さずに終える試合です。四球のほか、失策などによる出塁も許しません。失策は、守備のミスとして記録されるプレーのことです。

一方、ノーヒットノーランは、ヒットも得点も相手に許さずに終える記録。NPBの無安打無得点試合の一覧を見ると、違いが数字にも出ています。

表の「四死球」は、四球と、投球が打者の体などに当たって一塁が与えられる死球を合わせた数です。

NPBの一覧に載る試合 相手打者の人数 四死球 完全試合の印
山口俊投手・2018年7月27日 28人 1 なし
佐々木朗希投手・2022年4月10日 27人 0 あり

佐々木投手の試合では、9回の各回3アウト、合計27アウトを、27人の打者で取っています。ここで見る人数は相手の選手登録人数ではなく、その試合で対戦した打者の延べ人数です。

ただし、四死球が0なら必ず完全試合、という判定はできません。 同じ一覧には、1948年9月6日の真田重蔵投手の試合に、四死球0でも失策による出塁が一つあったことが記されています。見るべきなのは、その欄だけではないんですね。

次の中継では、ヒットの数と走者を分けて追おう

観戦中に気になったら、まず安打、つまりヒットの数を見る。次に、ヒット以外で塁に出た人がいたかを見る。誰も得点していないかも、その続きで確かめます。

ルールや記録の扱いを本でも調べたいなら、『公認野球規則2026』があります。出版社の案内では、日本プロフェッショナル野球組織と全日本野球協会が編集する2026年版の規則書。販売ページの公開目次には「記録に関する規則」も載っています。

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ここでは公開の記録表とコラム、書誌・目次を確認しています。紙の本の特定ページを読んだ説明ではありません。

次に四球が出たら、「今、どちらの記録が続いているんだろう?」と見てみてね。ヒットと出塁を分けると、中継の一言の意味も追いやすくなります。

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この記事を書いた人

作品への敬意を大切に、野球漫画の魅力や時代背景を独自の言葉で考察する編集部です。

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